近年では「副業で少しでも収入を増やしたい」「本業ではできないことを副業でやってみたい」などの理由から、副業を始める方が増えています。そんな昨今で需要が拡大しているのが「バーチャルオフィス」です。
ここではバーチャルオフィスの需要が増えている背景や、バーチャルオフィスのメリット、副業に向いているバーチャルオフィスの特徴を解説します。
今、副業でバーチャルオフィスを利用する人が増えている?
近年は、ネットショップでの物品販売やせどり、YouTuberとしての活動など、さまざまな「副業」があります。副業ではネットショップの開設やクライアントとの契約など、何かと住所を第三者に伝える機会が多いものです。
しかし副業をしている人の多くは、自宅を拠点にされているのではないでしょうか。そのため「本業の関係者に副業がバレたくない」「プライバシーが気になる」という理由から、自宅住所を公開したくない方も少なくありません。
こうした事情から、最近副業ワーカーに人気なのが「バーチャルオフィス」です。バーチャルオフィスとは、事業用の住所を借りられるサービスです。バーチャルオフィスの住所は自宅住所の代わりに使用できるため、個人情報を守りながら副業を続けることができます。
副業でバーチャルオフィスを利用するメリットは?
副業人気に伴い需要が大きくなっているバーチャルオフィス。バーチャルオフィスを利用すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
自宅住所を公開しなくて済む
副業でネットショップの開設や情報商材の販売などをする場合、事業拠点となる「住所」「電話番号」などの情報をWEBサイト上に掲載する必要があります。これは「特定商取引法」という法律で決められたルールであり、本業・副業を問わず守らなければいけません。
しかし、自宅で副業をしている人の場合は「自宅住所」が拠点となるため、どうしても個人情報を晒すリスクが伴います。近年ではネット上に公開された住所から嫌がらせやストーカー被害を受ける方もいますし、知らない第三者に自宅を知られることに抵抗がある方が大半ではないでしょうか。
バーチャルオフィスの住所は、ネットショップへの掲載や法人登記にも利用できます。つまり、自宅住所の代わりに公開する住所として使えるのです。女性やご家族と同居されている方、副業がバレたくない方でも、プライバシーを守りながらビジネスができるのは大きなメリットだといえるでしょう。
顧客からの印象が良くなる
副業にバーチャルオフィスを利用するメリットの2つ目は、都会の一等地の住所を借りられることです。
もし自分が第三者の目線から会社住所を見たとき、地方の住所と都心一等地の住所ではどちらが印象に残るでしょうか。おそらく後者のほうが印象は良くなるはずですし、会社への信頼感にもつながるでしょう。
バーチャルオフィスの住所はWEBサイトや名刺、チラシにも記載可能です。長い目で見ても役に立つので、副業をされる場合はバーチャルオフィスの利用をぜひ検討してみましょう。
初期費用や毎月のコストを抑えて事業用住所を借りられる
レンタルオフィスでオフィス空間そのものを借りようとすると、安くても月々2万円台の費用がかかります(都内・1人用の個室の場合)。さらにそこへ光熱費やネット料金などの固定費がかかるため、副業の収入によっては毎月のランニングコストのほうが大きくなって赤字に……なんてこともあるでしょう。
一方バーチャルオフィスは、入会金(保証金)と月額料金のみで利用可能です。毎月数千円からと低コストで借りられるため、「自宅で完結する副業で、特にオフィススペースは要らない」という人にはまさにぴったりのサービスだといえます。
副業に最適なバーチャルオフィスとは?
現在、さまざまな企業がバーチャルオフィスサービスを提供しています。数あるバーチャルオフィスの中から、副業に最適なバーチャルオフィスを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。
さっそく、副業に向いているバーチャルオフィスについて、3つの特徴を見ていきましょう。
低コストで必要なサービスが揃っている
副業では初期費用や毎月のコストを抑えたいという方も多いですよね。そのため、バーチャルオフィスを選ぶ際は「低コストであるか」という点に注目しましょう。
ただし、「とにかく安いバーチャルオフィスがいい」というわけではありません。たとえ格安であったとしても、借りられる住所が微妙だったり、必要なサービスが付帯していなかったりすればメリットは少ないでしょう。
バーチャルオフィスを借りる際は、必ずコストに見合ったサービス内容であるかをチェックしましょう。
都内一等地の住所が借りられる
バーチャルオフィスを選ぶなら、都内23区の住所が借りられるところがおすすめです。副業において取引先やお客様に対し「都内の会社だ」と示せるのは大きなステータスとなります。これは大きな宣伝効果にもなるため、バーチャルオフィスを借りる際は都内一等地の住所が借りられるかどうかをチェックしておきましょう。
後々になって法人でも利用できる
副業としてスタートしたものの事業が軌道に乗り、そのまま本業になるというケースは少なくありません。将来的に副業を本業にしたい人は、バーチャルオフィスのレンタル時に「法人化した場合に継続利用できるか」「法人口座が作れるかどうか」もチェックしておくと良いでしょう。
副業用の住所なら、バーチャルオフィスを使おう!
バーチャルオフィスを利用することでコストを抑えながら都内一等地住所が借りられるため、「クライアントからの印象が良い」と多くの副業ワーカーが言います。
また、バーチャルオフィスによっては東京03から始まる電話番号が借りられるプランや、電話代行秘書サービス付きのプラン、各種オプションも用意されています。たくさんあるバーチャルオフィスの中から自分好みのオプションを扱っている業者を探すのは手間ですが、ビジネスの成功のためと思い頑張っていきましょう!