エンジニアやデザイナー、アプリ開発者がフリーランスを目指す場合、フリーランスエージェントを利用して案件を獲得する方法があります。希望条件にマッチする案件を獲得するには、自身に合ったエージェントを見極めることが重要です。
ここでは自分に合ったフリーランスエージェントの探し方や、エージェント選びで知っておきたい注意点をご紹介します。
自分に合ったフリーランスエージェントの探し方
フリーランスエージェントは、エンジニアなどを対象に提供されている「案件の営業・契約代行サービス」です。近年では会社勤めからフリーランスへ転向する方も増えており、エージェントサービスを利用してクライアントとの営業・契約を代行してもらうケースがよく見られます。
フリーランスエージェントを利用する大きなメリットは次の3つです。
- クライアント探しから営業・契約まで代行してもらえる
- 報酬等の交渉もエージェントが間に入って行ってくれる
- 事務手続きやキャリア相談等のサポートが充実している
最近ではさまざまな企業がフリーランスエージェントサービスを提供しています。数多くあるフリーランスエージェントのうち、自分に合ったエージェントを見つけるにはどうすればいいのでしょうか。チェックすべきポイントは次の4つです。
①自分の得意分野の案件が多いか
フリーランスエージェントを探すにあたってチェックしておきたいのが「エージェントの得意分野」です。自分の得意分野に特化したフリーランスエージェントであれば、希望条件にマッチする案件を獲得できる可能性も高まります。フリーランスエージェントを選ぶ際は数社を比較してみて、得意分野の案件数が多いところを選びましょう。
②“自分のスキルや経験が活かせる案件”が豊富か
フリーランスエージェント選びの際には、「自分のスキル・経験が活かせる案件が多いか」という点も大切です。自分のスキルや経験が活かせる案件ならストレスも少なく、継続がしやすいからです。一方、自分にないスキルを要求される案件はストレスも多く、継続しにくい傾向にあります。
自分のスキル・経験が活かせる案件があるかわからない場合は、登録前にフリーランスエージェントへ問い合わせてみることをおすすめします。
③労働条件や報酬額が適切か
フリーランスとして仕事を続けるためには、適切な労働条件・報酬額で働ける案件を獲得することが重要です。そのためエージェント選びの際にも、提示している労働条件・報酬額が適切かをしっかり確認しておきましょう。
④フリーランスエージェントとしての実績が豊富か
フリーランスエージェントを選ぶ際には、エージェントや利用者がどのような実績を上げているかもチェックしておきましょう。実績が豊富なところはクライアントからの信頼も厚く、優良案件を獲得できる確率も高いです。
フリーランスエージェントにはさまざまなサービスがあり、業種や高単価クライアントのみを扱うなどサービスごとに特化しているポイントが異なります。
「どのような業種で」「どんな条件で働きたいか」をベースに、働き方の希望が叶えやすいところを見つけてみましょう。
フリーランスエージェントを選ぶときの注意点
フリーランスエージェントを選ぶ際には、次の2点に注意しましょう。
手数料の割合をチェックする
フリーランスエージェントには登録が無料でできるところも多いです。ただし、案件を契約した際には仲介手数料がかかります。手数料の割合は10~20%程度が一般的ですが、中には契約金額に関係なく一定の手数料を取られるフリーランスエージェントもあります。
手数料が高いと、せっかく報酬を得たとしても手取りが少なくなってしまいます。エージェント選びの段階で手数料がどのくらいかかるのかをしっかり確認しておきましょう。
在宅で仕事をしたい人は「リモートワーク可」のエージェントを選ぶ
フリーランスエージェントで扱う案件の多くは常駐型(企業へ通勤して働く方法)です。中にはリモート勤務ができる案件もありますが、割合としてはそこまで多くありません。
自宅で仕事をしたい人は、在宅・リモートワーク可の案件に特化したフリーランスエージェントを選びましょう。
エージェント以外には完全フリーで仕事を探す方法も
フリーランスエージェントを利用する以外には自分の足で営業を行い、案件を獲得するという方法もあります。この場合企業や知り合いへ直接営業をかけるか、クラウドソーシングを利用して案件を探すなどの手段が考えられるでしょう。
自分で仕事を探す場合「自宅で働きたい」「子育ての合間に週3~4日だけ働きたい」など、より自由度の高い働き方を実現しやすくなります。
フリーランスエージェントを利用せず自宅で働く場合、使用する住所は「自宅住所」となる点に要注意です。自身の営業・宣伝用Webサイトや名刺に自宅住所を掲載したくない場合、レンタルオフィスを借りるか、バーチャルオフィスの住所を借りるのがよいでしょう。
ただし、レンタルオフィスを借りる場合は月数万~の家賃、光熱費やネット回線費などが必要です。駆け出しフリーランスの場合、毎月の生活費に加えてこうした固定コストがかかると大きな負担になってしまいます。
一方バーチャルオフィスの場合は、月額数千円~と低コストで利用可能です。「自宅の代わりに使える住所があればいい」という方は、バーチャルオフィスがおすすめです。