在宅フリーランスは家で働けることが最大の魅力。ただその一方で、「ダラダラ働いてしまう」など在宅フリーランスだからこそ注意したい点もいくつか存在します。
今回の記事では、在宅フリーランスのメリットや注意点、効率よく働くためのポイントをそれぞれご紹介します。これから在宅フリーランスを目指したい方は、本記事の内容をぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。
在宅フリーランスとして働くメリット
在宅フリーランスは自分の都合のいい時間に働くことができるのが大きな魅力。また、在宅フリーランスは会社勤めに比べスケジュールを調整しやすいため、子育てや家事、介護などとの両立も実現可能です。具体的なメリットを見てみましょう。
家から出ずに働ける
在宅フリーランスは通勤によるタイムロスがなく、時間を最大限有効活用しながら働くことができます。余った時間は余暇や自己研鑽の時間として使うこともできるでしょう。
また在宅フリーランスの場合、職場でのわずらわしい人間関係にも巻き込まれることはありません。ストレスから解放され、のびのびと働けるようになります。
スケジュール調整がしやすい
在宅に関わらず、フリーランスは仕事の量や時間を自分で調節できるのが大きな魅力です。たとえば「先月はたくさん働いたけれど、今月は家族の学校行事があるから仕事の量を半分以下にセーブする」などの働き方は、フリーランスならではだといえます。
子育てや家事、介護との両立がしやすい
在宅フリーランスという働き方はスケジュール調整がしやすく、子育てや家事、介護をしながらでも続けられるのが魅力です。小さなお子さんがいるご家庭の場合、急な病気や呼び出しなどへの対応が求められることもしばしば。しかし在宅フリーランスなら都合をつけやすく、プライベート優先で仕事のスケジュールを組むことも可能です。
在宅フリーランスには注意点も! 気を付けるべきことは?
在宅フリーランスにはメリットも多い一方、注意したい点もいくつか存在します。在宅フリーランスならではの注意点を知っておきましょう。
働きすぎの“セルフブラック”になりやすい
在宅フリーランスは仕事の受注量やスケジュール進行を自分で決められるのが利点です。しかしこれは裏を返せば「働きすぎ」になりやすいということでもあります。いわゆる「セルフブラック」状態です。
たくさんの収入を得ようとして寝る間も惜しまず仕事をしてしまうと、心身に影響が現れるのは時間の問題です。また仕事が詰まっているときに、自分や家族の体調不良などのアクシデントでストップした場合、クライアントに迷惑が掛かってしまうことにもなりかねません。
コミュニケーションの齟齬が生まれることも
在宅フリーランスのコミュニケーションツールはチャット、電話、WEB会議ツールなどがメインです。これらのコミュニケーションは、対面での会話に比べるとお互いの表情・感情が分かりにくい面があります。そのためコミュニケーションロスが生じたり、認識のズレが生まれたりすることも多いのです。
収入が不安定になりやすい
在宅に限らずフリーランス全般に言えることですが、仕事が軌道に乗るまでは収入が不安定になりやすいデメリットがあります。フリーランスの場合、仕事が無い時期は自分で営業をかけるなどして新たな案件を獲得する必要があります。しかし営業が苦手な人にとっては大変に感じるかもしれません。
帳簿付けや確定申告の手間が生じる
在宅フリーランスとなったあとは、会社勤めの頃のように年末調整がありません。よって自分で帳簿付けをし、確定申告をする必要があります。
効率化を目指そう! 在宅フリーランスが働く際のポイント
在宅フリーランスを目指す場合は、「働き方の効率化」を考えることが大切。できる限り短い時間で働いて収入を得られれば、時間に余裕が生まれます。こうした時間を使ってスキルアップをしたり、私生活を充実させるのに使ったりすることが、在宅フリーランスとして長く働くためのコツです。
オンとオフのメリハリを付ける
在宅フリーランスは自宅で働いていることもあり、オンとオフの境目があやふやになりがちです。そうなると集中力が削がれ、仕事の効率が下がってしまいます。
在宅フリーランスとして働く際には、オンとオフのメリハリを付けることが重要。「今は仕事の時間だから集中する」「今は休む時間」というふうにそれぞれの時間を明確に区別するクセをつけましょう。またそのためには、稼働可能時間を自分で決めておき、あらかじめクライアントに共有しておくことも重要です。
スケジュールは納期から逆算して組むのが鉄則
在宅フリーランスの中にはスケジュール管理が上手くいかず、常にギリギリ……という方も多く見られます。在宅フリーランスが新たな仕事を受注するときは、納期から逆算し、作業時間が足りているか、案件をこなせるかを考慮して決めましょう。
また、慣れないうちは「1つの仕事が終わるころに次の仕事を受注する」くらいのペースがおすすめです。他の案件とのマルチタスクになるのを承知で仕事を請けたとしても、かえって非効率的ですし、トラブルが起きたときに迷惑をかけてしまうことになります。自分の作業ペースが把握できるまでは、シングルタスクで仕事を進めていくとよいでしょう。
会計・帳簿付けツールを活用する
在宅フリーランスの頭を悩ませる帳簿付けは、会計ソフトなどの帳簿付けツールを使うことをおすすめします。会計ソフトの中には、紐づけておいた事業用クレジットカードや銀行口座のデータが自動的に反映されるものもあります。こうしたサービスを使えば、自分で帳簿付けをする手間と時間を最小限に減らすことができるでしょう。
在宅で住所バレを防ぐにはバーチャルオフィスがおすすめ
在宅フリーランスとなる際にもうひとつ注意したいのが、「自宅住所」が公開されてしまうこと。仕事用の住所が自宅になってしまうと、不特定多数の人に公開される可能性が高くなります。そこでおすすめなのが、バーチャルオフィス(仮想のオフィス住所)の利用です。
ご自宅住所の代わりにWEBサイト・ネットショップ・名刺等へ記載できるため、自宅住所などプライバシーの漏洩を防ぐこともできます。
在宅フリーランスとしてプライバシーを守りながら活動したい方はバーチャルオフィスをご検討いただくのをおすすめします。