フリーランスとして生計を立てるには、自らが集客をし、仕事を獲得する必要があります。とはいえ「どうやって集客すればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、フリーランスになったときぜひ実行したい集客手段をご紹介します。より多くの受注を獲得し、収入アップにつなげましょう。
フリーランスに必須の集客手段とは? 受注を増やす方法
フリーランスとして生計を立てるには、集客がとても重要です。毎月の収入を安定させるには継続して仕事を獲得する必要があります。しかし駆け出しのフリーランスにとって「待っているだけで仕事が舞い込んでくる」というのはなかなか難しいもの。
またフリーランス独立前の人脈を活かして仕事を獲得したとしても、得られる案件数にはどうしても限りが出てしまいます。
そこでカギとなるのが「集客」です。新規案件を獲得したり、クライアントと信頼関係を築いて継続契約を結んだりすれば、収入の安定化につながるでしょう。
フリーランスの集客手段3つ
フリーランスの集客手段としては次のようなものがあります。
- SNSを使った集客方法
- Webサイトやブログを作成、集客する方法
- 直接会った人に名刺を渡し集客につなげる方法
フリーランスの仕事にはネットを活用した仕事が増えており、集客についてもネット上で行われるケースが大半です。ただし、直接会って営業をかける場合は、アナログな「名刺」が有効になることも。
次項からは、フリーランスが知っておきたい集客方法について、それぞれ具体的に説明していきます。
SNSでの集客
近年のフリーランスにとって「SNS」は定番の集客手段となりました。SNSにはTwitterやInstagram、Facebookなどさまざまなものがあります。また、YouTubeチャンネルを開設し動画で集客するフリーランスや、LINEアカウントで集客をする人もいます。
SNSは無料で始められるのが大きな利点です。人気アカウントになればファンがつき、フリーランスとして多くの仕事を獲得できるでしょう。人気アカウントになって集客につなげるためには有益な情報を共有したり、難しいことをわかりやすく解説したりするなどの工夫が必要です。フォローしてくれた人と細かくコミュニケーションを取ることも、固定ファンを増やす秘訣でしょう。
フリーランスとして駆け出しのころは、SNSでファンを増やすことを意識してみるとよいでしょう。
Webサイト、ブログでの集客
IT系やデザイン系、ものづくり系(アクセサリー制作、Illustratorなど)のフリーランスにおすすめなのが、Webサイト・ブログでの集客です。
Webサイトやブログにはフリーランス自身が制作した作品、成果物を掲載することができます。これまでの来歴や実績などをまとめて記載することもできるため、一度サイトを作成しておけば、営業や提案をする際のポートフォリオ代わりにも活用できます。
ただし、フリーランスがWebサイトやブログで集客をする場合は「見てくれた人に信用してもらうこと」が重要です。信用してもらうには、運営者(フリーランス側)の情報を開示するという方法があります。
たとえば発注者側から見て、ハンドルネーム・連絡用メールアドレスだけを掲示しているサイトと、事業者の住所、電話番号などをしっかり記載しているサイトではどちらのほうが信用できるでしょうか。
おそらく後者のほうが「情報を開示しているから信用できる」と感じるはずです。
また、より多くの人に見てもらうには、SEOを意識して検索エンジンにヒットしやすくする、SNSで拡散するなどの対策も必要です。読者が「利用してみたい」「役に立った」と感じる情報を発信し続ければ、自然と受注につながっていきます。
名刺で印象に残りやすく
フリーランスの多くがネットでの集客を行っています。しかし時には、直接営業や打ち合わせをする場合もあるでしょう。そのようなときに有効なのが「名刺」です。名刺そのものが受注につながるわけではありませんが、名刺を交換することで印象が残りやすくなりますし、信頼度を上げることもできます。名刺の他にはパンフレットなども有効です。
また、最近ではQRコードで交換可能な「電子名刺」というものもあります。直接会う場合はもちろん、Zoomなどオンラインでの営業・打ち合わせにも活用しやすいのがメリットです。今後はますます使用機会が増えるともいわれていますので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
フリーランスとして安全に集客するには?
フリーランスとして集客するには、ネットを使った集客(SNSやWebサイトなど)とアナログな集客(名刺、チラシやパンフレットなど)をうまく使い分けることが重要です。
本記事では、フリーランスが集客しながら信用を得るには自身の身元(氏名や住所、電話番号など)を明記するテクニックがあると述べました。会社と異なり、フリーランスが氏名や住所を公開するかどうかはごく一部(※)の場合を除いて任意です。
(※Webショップの運営者や商品・サービスを販売する場合は特商法により連絡先の明記が義務となっています)
敢えてフリーランスが氏名や住所をWeb上に記載した場合、「身元がはっきりしている」と良い印象を持たれやすくなります。つまり、発注者からの信用を得やすくなるというわけです。
ただ、在宅フリーランスの場合は自宅住所を晒すことになってしまうので、抵抗を感じる方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが「バーチャルオフィス」です。バーチャルオフィスは自宅の代わりに使える「事業用住所」を借りられるサービスです。この住所はWebサイトや名刺、パンフレット等にも記載できます。