近年では副業を始める方が増加しています。副業の目的は収入アップややりがいなど、人によりさまざま。中には趣味で製作を楽しんでいたハンドクラフト品などが好評となり、副業としてネットショップを開設される方も多く見られます。
ここでは副業で人気のネットショップの特徴や、メリット・デメリットについてご紹介します。「これから副業でネットショップを開きたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ネットショップが副業で人気! その特徴とは
ネットショップとは、その名の通りネット上に開設したお店のことです。副業でネットショップを持ちたい方は、まず実店舗とネットショップの違いを知っておきましょう。
営業時間、立地の概念がない(実店舗を持たず販売ができる)
実店舗の場合売り上げが立地に左右されやすく、商品のニーズと客層、地域がマッチしない限りは売り上げを伸ばすことが難しいというデメリットがあります。
しかしネットショップはネット上に店舗を開設するため、立地に左右されない販売計画・戦略が可能です。ネットという特性上、顧客は24時間いつでも、どんな場所からでもアクセスできます。
営業時間の概念がないため「運営のため店舗に人員を置いておく」という必要もなく、副業にも向いているといえるでしょう。
開設・販促・接客・集客の全てがネットで完結する
実店舗とネットショップでは販促・集客に用いるツールが異なります。実店舗の場合は、チラシやパンフレットなど、紙ベースのツールを用いることも多いです。しかしネットショップの場合はインターネット広告への出稿やSEO対策(サーチエンジンで上位に表示されるための対策)、SNSでの宣伝などが主な集客手段となります。
商品の情報を写真、動画、文章のみで伝えることになる
実店舗の場合、実際の商品を手に取って手触りや重み、香りなど多角的な情報が得られます。しかしネットショップは直接商品を触ることができないため、商品の特徴を情報を写真・動画・文章のみで伝える工夫が必要です。
副業でネットショップを開設するメリット
副業でネットショップを開設すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。副業だからこそ感じられるメリットを解説します。
コストを抑えて開設でき、副業にもぴったり
実店舗で販売をおこなう場合、数ヶ月分の店舗家賃や外装&内装工事、敷金・礼金、什器の準備など数百万円のコストが発生します。さらには毎月の家賃、光熱費などもかかるのでコストが高くなりがちです。
一方ネットショップの場合は高くても10~20万円程度と、実店舗に比べてかなりの低コストで開設可能です。月々のランニングコストもネット回線費やサーバー利用費程度のみと、経済的負担が少なくて済みます。
また、「BASE」「メルカリショップス」などのECサービスを利用した場合はさらに低コストでネットショップを開設できます。副業の場合は初期費用を抑えたい方も多いでしょうから、低コストで自分のお店が持てるのはとても魅力的だといえます。
立地・時間に左右されず売り上げが得られる
実店舗型のショップは立地・営業時間で売り上げが変化します。しかしネットショップは、こうした要素に影響されません。24時間どこからでもアクセスが可能です。
副業の場合、本業以外の限られた時間でショップ運営に携わるため「営業時間内にお店で仕事をする」というのは難しいですよね。スマホやPCを持っている人であればどこからでも購入してもらえるのは、副業ネットショップオーナーから見ても大きなメリットだといえるでしょう。
ネットショップなら人件費削減も可能
ネットショップはその場に常駐する必要もなく、決まった時間だけ注文・問い合わせの対応や発送作業、在庫管理などをする人がいれば事足ります。こうした性質は、本業のかたわらで副業としてお店を開きたい方にもマッチしやすいといえます。
データの収集・活用、販促がしやすい
ネットショップの場合、顧客の購入履歴や来訪ページ・滞在時間の分析をツールによって数値化しやすい利点も。こうして得たデータをもとにクーポンの送付や新商品のお知らせ、おすすめ情報などを作成すれば、より効果的な販促活動ができるようになります。
デジタルツールによる販促は一気に広範囲の潜在・既存顧客にリーチしやすいため、限られた時間でおこなう副業とも相性が良いのです。
副業でネットショップを開設するデメリット
副業でネットショップを開設するメリットは多いですが、実際にはデメリットもあります。
代金不払い、在庫過多になる場合も
ネットショップで販売をしていると代金の不払い、受け取り拒否などのトラブルが発生することがあります。また、「商品を用意したもののヒットせず、売れなかった」「大量注文の商品がキャンセルになった」などの理由で、在庫を抱えてしまうケースも少なくありません。
自宅住所を公開するリスク
副業でネットショップを運営する場合、「特定商取引法」により定められた記載事項を表示する必要があります。この事項には事業者の住所や氏名、電話番号などの個人情報が含まれています。特定商取引法は副業・本業を問わず適用されるため、自宅から副業ネットショップを運営している方は「自宅の住所・電話番号」を晒すことになってしまうのです。
プライバシーの保護や副業バレを防ぎたい方は、バーチャルオフィスを利用して副業用の住所を得るとよいでしょう。
副業におすすめ! ネットショップ運営に挑戦してみよう
近年は誰でも簡単にネットショップが開設できる時代です。ただ副業でネットショップ運営をする際には、先述のとおり「自宅住所・電話番号の公開」のリスクが生じます。こうした副業ネットショップでのリスクを避けるのに便利なのが、バーチャルオフィスです。
プライバシーを守りながら副業でネットショップを始めたい方はバーチャルオフィスをご活用ください。